昨日の朝 家の近くの丘に富士を観に行った
小高い見晴らし台を登ると、同年代の女性がひとり。(珍しい。いつもは御高齢の方ばかりなので)
彼女はうーんと腕を伸ばして写真を撮っていた。
綺麗に富士は見えたのですが、頭の左の方に薄く 帽子が見えたり霞んだり。
何となく横にいた彼女に「富士に帽子が…」と言うと、あれは天気の崩れる印だと言う。
見上げる空は小春日和。
いつもより一枚少ない位暖かい陽気。
半信半疑でしたが、とっても色々山登りに詳しいのでびっくり。
(おっしゃった通り、今日は雪!)
山についての色々のことを教わるうち、話は膨らんだり縮んだり。
彼女と私には沖縄と言う共通点があることに気づきました。
しかし何より 8年前から山にはよく登り、いつもは寝袋 テント ピックにコンロまで持ち、60Lのリュックで歩くという彼女なのですが 何とも軽やかな身体と楽しそうな顔と空気感。
(オーラみたいなもの?上手く言えませんが惹かれたんですね)
沖縄にも1年の内に何度も行く位の海もすきな方。
なかなか仕事の話には互いにならなかったので、私は彼女を写真家かライターさんかしら…と思っていたのですが(あまりに1つ1つ詳しい&極めているので)何と、ソーシャルワーカーさんという 病院で働く方だったのです
恥ずかしながら私はどんなお仕事か良く知らず伺うと、患者さんの立場になって生活レベルの事から(高齢者や病気の方の電球を替えに行ってあげるとか)病気を持った自分がどのように 社会で安心して生きていくかの相談に乗ったり その為患者さんの代わりに法律と戦ったり、病院内で医者・看護師 と患者さんの間に位置して一緒に患者さんを支えるお仕事なんだそうです。
(私の認識が間違っていなければ…!)
私は今度の夏番組のシナリオが、日々のことでちょっとモヤがかかっていて どうしたもんかね…と考えていた朝でした。
彼女もまた お仕事は私から見ると天分そのものでしたが、春からの新しい環境もあり どうしようか考えていたとおっしゃる。
全然分野が違うはずの二人なのですが、まず私のシナリオの話が通じる&膨らむ。
彼女の話にも聞いているとストーリーが私には見え また伝えられる。
お互い不思議な科学反応で、あ 良かったー!という着地点を見出だし合いました。
たぶん 分野とかではない、もっと大きなくくりで見たとき私たちの価値観に共通点があったからではないでしょうか
話が早いの何の…
答は向こうからやって来る。
今日私は、背中にパソコンを背負って雪の中移動していますが、全然へっちゃらです。
(やや重いですが)
私も近い未来 また大きなリュックを背負って旅をするんだ。
私たちはきっと 互いが互いの問いであり答であるのです。
(↑支援学の舘岡先生のお言葉より)
※写真は彼女が送ってくれたもの。人でみた富士です。
P.S
私は数年前にアレルギーが始まりで身体がひどい状態になり、一時は寝たきりで服も着るのが大変な位 肌も赤く膨れ上がっていました。
当時の私からすると、小さなリュックを背負うことが出来るようになれた事も 今夢みたいに嬉しいことなのです。
冷えとりや食事は本当に時間はかかりますが、根本的で効きます。
服部みれいさん始め、たくさんの方に心から感謝です。