柳宗理というデザイナーの展覧会に行って来ました。
美しい形や色は、ひとつの芯があるなあとつくづく思うのですが、ここである事を宿題としてもらいました。
自分という器をまっ白にして受けるという事。
自分は他者との関わりの中で浮いている存在なので、なにかを表現しようとしなくても その人との間には勝手に関係や形がうまれています。
たぶん それを汲み取るということ。
素早く みつめて すくいとる作業。
形をつくるのが得意な人もいれば、空間として全体を構成するのが得意な人もいるでしょう。
得意でないことでしようとすると、たくさん考えてしまいます。
鈍く 遅く なってゆく中で見えなくなっていくこともあります。
(そういえば私は、分からなくなった時は白い紙に思いっきり絵と言葉を書出して頭を整理したりします。ぐちゃぐちゃだけど、私にとっては見えて来る方法のようです)
個性やらしさなんて考えないで、きもちの良い所で正直にやってみること。
これは怠けることでもなく、深く素早く潜って欲しいワカメや貝を採ってくるようなイメージです。
日々のすごし方や、なにを選ぶか 大切にするか という事が、その人の毎日や生き方をかたち作っています。
ばったりと会った友達と、小さな白い髪飾りを一緒に選べたこと。
似合う というのはいい。
その人にしっくり来ている、というのは何だかとても単純だけど大事な事なんだと思いました。
宿題と、答えと、また宿題。