自分のほんとをする事は、最初はなかなか難しい。
まず、気づく というのにコツがいる気が致します。
初詣に、母と着物を着ることにしたのですが お互いすきな着物を選んでいないことにそれぞれ気づいたのです。
最初、母がどうも楽しくなさそうに着ている気がしてならず
「それは違う気がする!」と言い、(実は祖母の御下がりの中でも、ちょっと義務感から着ていたらしい)本当はこれが着たいかな…と着替えた、これまた祖母が母用にとあつらえて手作りしてくれた着物を着ると うそみたいに表情が柔らかくなった。
そして私。
前々から初詣にはこれ、と祖母が芋版で染めた生地で作ってくれた着物を今年も着ようと羽織ったのですが 何故か思っていたより全体のトーンがしっとりしている。
ふと母をみると
「さっき言ってたじゃない。違うんじゃない?」とアドバイスを頂く。
そんなはずないけどなぁとふと箪笥を見やると、以前友人から譲り受けたその友人のおばあちゃんの知り合いの着物が。
丈が少し合わないけれど古いハイカラさが何とも楽しい色合いで、ちょっと合わせてみると鮮やかでワクワクする。
そして周りからもこちらの方が今日は似合っていると言われる。
うーん 何て こころの奥に正直である、あろうとすることは 最初気づきにくいのでしょう。
どしどし他人の人に教えて頂くといい、とは「利他性の経済学」著者の舘岡先生のお言葉。
(支援学という先生のワークショップに以前参加し、感じたことでもあります。)
お正月は家族に教えられることが多かったです。
明日から帯を締め直してまた1つずつ と思います。