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中国新聞 挿画連載4

‘2012年07月25日’

 

「親と子のこころ模様」(広島市こども療育センター所長西田篤さん著)
の連載挿画。
今回は急遽原稿の差し替えでいじめについてのコラムでした。
先生の体験でした。
とても難しかった。正直。
いじめる方にも事情があって 先生も動いたら改心しました、みたいな話は運が良かっただけ と最初思えたから。
でも、編集さんとこの記事の伝えたいことについて正直に話し合っていたら
「大人が傍観者としてでなく 結果が見えなかったとしても とにかく動いた。そして事態も動いた」
という事が事実としてあったと。
そこを描こう、と見つけました。
わたしはとっても怖がりです。
だから決めることが昔から苦手で、何かが悪いと言い切れない自分と
受け入れられないから離れよう と対立するのをどこか避ける癖のようなものが結構最近までずっとありました。
でも なるべく言うように やってみるように 変えました。
気持ちは全然伝わらないらしいので。
分かりにくいと言われたり 何考えてるか、やってることがバラバラだし欲張りなんじゃないかとか どええ??!!と内心思うことが昔はとても多かった気がします。
正直にストレートに動いてみるのは、わたしにとっては恥ずかしかったり、とても勇気のいることですが 結果は断然すきな方に近くふれます。
ひとりになっても 気持ちを伝えて、ほんとうにすきと出会える方にかける。
みたいな感じ?
身体はどこまで一緒に来てくれる?とよく聞きます。
ぐにゃーっとなったら止まります。
でも結構、このちいさな冒険の方がわたしの身体はすきのようです。
山と海に囲まれた土地にいま生きているわたしの日々は、とてもとても限りなく、特記するようなことはないのに、今朝は朝顔が2つ咲いたり 自転車で夜に坂道を上がったり 雨で島が雲に包まれたり 丁寧にみていくと、いきてることや細胞は限りないです。
つづくまで 景色をみて いく。
こどもの頃のわたしと、今のわたしが、時々会ったりパシンと教えられたりしながら。
「風は、つくることができる」
昔、気象館の中田さんが教えてくれたすきな言葉です。

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